∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞     ○◎●  週刊                   ●◎○    ○◎●   正しい農薬の知識を身につけるマガジン  ●◎○   ○◎●          第38号 2002/10/13 発行  ●◎○   農薬に関する話題を中心に農業や環境問題を考えるメールマガジンです。   「農薬ネット」http://nouyaku.net/index.htmlと連動しています。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  主婦や学生でも安心して読めるように極力簡単に説明するようにしています。  メールマガジンに対するご意見はtateki@nouyaku.netまでお気軽にどうぞ。 ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡  このメールマガジンのバックナンバーは以下のHPで見ることができます。  http://nouyaku.net/mag/MAGAJIN.html  農薬に関する話題は農薬掲示板へどうぞ。たいへん盛り上がっています。  http://www.nogyo.co.jp/cgi-bin/12ch/nouyaku/index2.html ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ★★ 第38号の内容 ★★  【インチキ商品にだまされるな!】  消費者の農作物への不安感の高まりや残留農薬への懸念を利用してインチキな 商品を売っている例が見られます。ダマされないようにしましょう。 ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ●今週の無登録農薬使用問題●  農薬取締法の改正は本年中、または来年の前半には行われるそうです。農家に も使用者責任と罰則が加えられることは間違いないようです。来年使う農薬はこ れから色々と情報収集することになると思いますが、くれぐれも登録農薬以外は 使いませんように。  無登録農薬問題でダメージを受けた県のひとつである群馬県では無登録農薬の 使用を禁ずる条例を制定しました。その内容はHPに詳しくのっています。  中身は県として無登録農薬をあらためて規制しようという宣言文のようにも見 えますね。取り締まりの具体的なことは条文に書いて無いんですが、この条例が どのように運用されるかが今後の課題となるんでしょうね。  NHKの「クローズアップ現代」の10/17(木)にこの問題の特集があり ます。NHKの看板番組ですから中身も期待できると思いますよ。たてきもちょ っとばかし番組製作に関わりましたので楽しみにしています。 ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡  【残留農薬を洗って落としたい】 ●残留農薬をなぜ落としたいのか?●  野菜や果物に土や汚れや虫や雑菌がついているということもありますから、調 理する前に洗うのは普通なことでしょう。スーパーで売っているものは最初から 洗ってきれいにラッピングされていますからそれすらやらない人も多いんじゃな いでしょうか。    一方で残留農薬を洗って落としたいという人もいますね。農薬がついているか どうかは見てもわかりませんから、なにを使ってどれぐらい洗えば良いのかは判 断のしようがありません。それがさらに不安感を助長するんですね。  なぜ残留農薬を洗い流したいのかといえば2つの理由があると思います。1つ は健康への不安、もう1つは精神的な不安です。  健康への不安に関しては農薬ネットで再三述べているとおり、全く考えなくて 良いです。そもそも市販されている農作物から公定検査で農薬が検出される確率 は0.2%程度であり、しかもその検出量は基準値を大幅に下回るものです。さ らにいえば基準値というのは一生涯毎日全ての農作物から基準値分を検出しても 大丈夫という前提で決められているので、仮に基準値を超えていたり禁止農薬が 使われていたものを食べたとしても、健康上は全く問題にはならないのです。  2つ目の精神的な不安は根が深いです。くわしく述べていきましょう ●残留農薬が嫌なのは精神的な部分が大きい●  実際問題、われわれは市販の野菜を食べて中毒した経験などないわけです。毎 日そういうものを食べて、世界一の長寿国になったわけですよね。前述したとお り科学的に見れば残留農薬を家庭で落とすという必要性は全くないんですね。だ からそんなことはする必要がない・・・というのが今までの農薬に関する議論の 終着点だったわけです。  しかし、農薬というのは消費者から見れば得体の知れないもの、あるいは汚い ものですから、それがかかったものは科学的にOKでも嫌だって人はいて当然な んですね。  例えば、キャベツにおしっこをぶっかけたものがあったとして、おしっこの毒 性や残留性を科学的に説明したとして、それで「なるほどじゃぁ食べます」って 万人がなるでしょうか。ならないですよね。その部分を乗り越えるためには新た な考え方を導入しないとダメです。 ●残留農薬は車の排気ガスに例えられる●  残留農薬というのはおしっこじゃないですね。キャベツにおしっこをかけるの は全く無意味な行為ですが、農薬の散布は意味のある行為ですから。農薬がかか ってないものを想像すると虫が湧いていたりかびが生えていたり虫の食べあとが いっぱいついっていたりするわけですよね。そんなことがないように使用された ものが若干量われわれの口に入る可能性があるってことです。  これは車で言えば人や物を運んだ際に排気ガスが出る。それらは若干量とはい えススや窒素酸化物や一酸化炭素などになってわれわれの口に入るわけです。そ れらは具体的な健康被害をもたらせることもあるわけです。しかし、われわれは それさえも許容しているんですよね。もちろん基準値はありますしそれを守る努 力もされています。でも、越えちゃうことも時々あるんですよね。 ●残留農薬を気にすること自体が健康に悪い●  どうしても排気ガスを吸いたくない場合どうすればいいかというと、排気ガス のない(少ない)場所に住めばいいですね。東京とかから田舎へ脱出すればいい わけです。あるいは空気ボンベから空気を吸う、そこまでしなくてもマスクをす るということも考えられますね。  農薬に話を変えれば前者は自分で畑を持って自給自足生活をする、後者は無農 薬野菜を買うあるいは作物を洗うことに通じますね。  余談ですが反農薬の人の中には「なにもかも信用できない。農薬を口にしない ためには自給自足が一番」とか言う人がいますが、ならやってみろと言いたいで すね。そうすれば「仕事があるから出来ない」とか「家族がいるから」とかすぐ 言い訳しますがかっこわるいですね。やる気があればすぐにでもできます。命が 健康がとか言ってるときに仕事がとか言っててもしかたないでしょう。自給自足 ならそれ以外の仕事なんかする必要ないでしょう。  話がそれましたが、毎日空気ボンベから空気を吸ってたりマスクをしてたりす るのはやっぱり異常じゃないでしょうか。仮にそれで排気ガスから来るリスクを 低減したとしても失うものが多すぎるんじゃないでしょうか。  人間の健康を考える上で現代社会において一番問題なのは「ストレス」なんで すよね。発ガン性や催奇形性についてもストレスが重要。不必要な不安を抱くこ とは健康を害する大きな理由です。そういうことにならないようにみなさんには 考えて欲しいと思いますね。おばけを恐れて道路を歩けなくなるようではダメで しょ。残留農薬ってそういう次元の話なんですよ。 ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡  農薬に関するご質問はお気軽にたてきまでメールまたは掲示板へどうぞ。 ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡  メールは tateki@nouyaku.net まで  HPは http://nouyaku.net/index.html  配信数は 2284部です。  無断転載はお断りいたします。メールくだされば許可します。 ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡